「人類もしくは全生命の何十億年という歴史の中で、 現在の日本人が物理的・制度的に最も行動範囲が広い」という事実
日本人が自由に世界中に行けるようになったのはいつからだと思いますか?
旅客機が大衆化したのは1960年代です。また、日本人に観光目的の海外渡航が自由化されたのは1964年です。つまりどちらも今から50年くらい前からです。
その前は普通の人は海外に行きたくても行けないような時代だったのです。今、日本のパスポートはビザなしで渡航できる先が190カ国・地域であり、この国・地域の多さは単独で世界一位となっています。
そして飛行機を乗り継げば北極から南極までどこにでも行くことができます。
これはどういうことかというと、「人類もしくは全生命の何十億年という歴史の中で、現在の日本人が物理的・制度的に最も行動範囲が広い」ということです。
昔の人がやりたくてもできなかった、いや、想像すらできなかったチャンスが今ここにあるのです。
そのチャンスを現実にするときにコミュニケーションとして使うのが世界共通言語としての英語です。
飛行機を乗り継げば世界中に行けますが、英語ができなければ、その国の誰とも話さずに帰ってくることになります。
よく、「中国語を話す人口のほうが英語を話す人口より多い」という人がいますが、言語として通じる地理的範囲で言ったら英語と中国語では比になりません。
世界を見るとき、世界を相手にするときに、どこでも通じる共通言語として必要だということ。これが英語の重要性です。
この時代に生きて、どこまで自分の世界を広げたいですか?